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薩摩金山蔵株式会社
焼酎文化の「伝承の蔵」
2005年4月。いちき串木野市に新しい焼酎蔵「薩摩金山蔵株式会社(以下薩摩金山蔵)」が誕生した。いちき串木野市は平成17年10月に合併した人口約3万3千人の街。
かつて日本一の金の産出量を誇ったことのある串木野金山。その跡地に造られたのがこの薩摩金山蔵。さながら「焼酎テーマパーク」といっても過言ではない施設で、鹿児島の新しい観光スポットとしての役割も担っている。しかし、ただの観光スポットとしての蔵ではないことを強調しなければない理由がこの薩摩金山蔵にはかくされている。この薩摩金山蔵を本格焼酎の情報発信拠点として鹿児島で育まれたこの本格焼酎の歴史や文化を伝承するための「伝承の蔵」として誕生したのが薩摩金山蔵なのである。
甲類焼酎と乙類焼酎の違いから美味しい焼酎の飲み方など本格焼酎の文化を広く知ってもらい、鹿児島の地酒である焼酎をグローバルなお酒としてウィスキーやブランデーといった世界のお酒と伍していける焼酎を造りたいと考えているのだ。つまり薩摩金山蔵ではこうした歴史や文化を活かしながら、日本の国酒として世界に誇れる本格焼酎造りに取り組んでいるわけだ。
焼酎文化を楽しむ
薩摩金山蔵では様々な施設で焼酎文化を楽しむことができるようになっている。施設は大きく分けて「焼酎蔵」「温浴施設」「食事処」「仲見世」の4つの施設からできている。
焼酎蔵に「温浴施設」と驚くが、その昔、焼酎蔵では蒸留に伴って出るお湯を利用して銭湯を営んでいたという歴史もあるのだ。その歴史を再現する意味で造られたのが「杜氏乃湯」である。「杜氏乃湯」は金山地下の坑道から湧出する鉱泉水を利用した温浴施設だが、焼酎を蒸留する際にできた蒸留粕と金山の鉱泉水を利用し甕壷にお湯をはった「焼酎風呂」もある。蒸留粕にはミネラル、食物繊維、タンパク質、ビタミンを多く含んでいるので、健康やニキビ予防、傷の回復、しみやそばかすの原因となるメラニンを抑制する効果があり、肌にとてもよいといわれているそうだ。
このように一日かけてゆっくりできるようになっているわけだが、楽しみながら文化を体験できるのは貴重な体験とも言えるのではないだろうか。
薩摩金山蔵のメインはなんと言っても「地下仕込み蔵」と「地下貯蔵施設」である。もともと日本でも有数の金山として名を馳せていた坑内にこれらの施設が造られている世界でも珍しい蔵で、誰でも見学できるようになっている。地下施設へはトロッコに乗りおよそ8分、入り口から約700mで坑内へ到着。地下の坑道の総延長120kmにもおよぶが、現在の坑道はそのほとんどが水没してしまい現在残って入る坑道に「地下仕込み蔵」や「地下貯蔵施設」がある。坑内に到着すると、数年前まで金が掘られていた様子を交えながら「地下仕込み蔵」や「地下貯蔵施設」を説明しながら案内してくれる。
女性杜氏による焼酎造り
この薩摩金山蔵の「地下仕込み蔵」での焼酎造りには2つの特徴がある。
一つは原健二郎蔵長、東小園弘貴杜氏長の両氏の指導の元、女性の杜氏が焼酎造りを行っているということだ。明治以前の自家醸造の時代、家庭の主婦が味噌や醤油と同じように焼酎造りを行っていた。現在、酒造りの職人のことを「杜氏」と呼ぶが、その語源は「刀自(とじ)=家庭の主婦」からきたとも言われている。そこで、この薩摩金山蔵では、そのような時代背景と、女性が持つ感性を活かした焼酎造りを行っているというのだ。
女性杜氏は安藤氏、池田氏、石橋氏の3名。この時お会いできた安藤氏は鹿児島ならではの焼酎造りに携わりたく女性杜氏に志願。池田氏、石橋氏とともに0からの出発で厳しい研修の後この薩摩金山蔵で原氏や東小園氏の指導の元焼酎造りをスタートさせた。「生き物を相手にするとこの後どのように変化していくか想像できないところが難しい」という安藤氏だが、今でも皆で勉強会を開きながら焼酎造りを行っているそうだ。蔵乃仲見世すぐ近くでその様子も見学できるが瓶詰めやラベル貼りも自らが行っている。今後も3人で協力して一つ一つを大事にしながらいい焼酎を造りたいと意気込みを語ってくれた。
もう一つの特徴は仕込み・蒸留などの製法である。仕込みには江戸時代の頃まで行われていたという「どんぶり仕込み」という仕込み法で、甕の中に一度に麹、原料、水、酵母を入れて、仕込み発行させるという製法だ。薩摩金山蔵では焼酎の原点を目指し「このどんぶり仕込み」を再現させ、かつ蒸留には「兜式蒸留器」での蒸留を用いるというかつて家庭で造られていた頃の焼酎造りを現在に再現した焼酎造りが行われている。鉱山ならではのミネラルを多く含んだ鉱泉水を仕込み水に使用するなどのここ薩摩金山蔵ならではの特徴でもある。
地下貯蔵による静かな熟成
坑道内のもう一つの施設「地下貯蔵施設」地下貯蔵施設は紫外線等の影響もなく年間を通して20度前後の安定した温度で貯蔵できるというメリットがあり、甕壷が静かに貯蔵されている様は圧巻だ。
ここではこれらの甕壷以外に女性杜氏が古式製法で造った「熟成と共に福来たり」という銘柄の焼酎を購入した方の希望によって最長5年間の坑道内貯蔵を受け付けている(別料金)。受付を済ませると木札をもらえる。貯蔵期間がくるとこの木札と引換に購入した焼酎を受け取るわけだが、この木札を見せると貯蔵期間がくるまでの間いつでも見に来ることもできる。また、遠方の方には貯蔵期間がくると自宅まで発送してくれるサービスもある。自分の焼酎を地下貯蔵してもらえるとあって、今では子供が産まれた記念など様々な記念にあわせて依頼する方も多くなっているそうだ。
薩摩金山蔵は数百年にもおよぶ本格焼酎の歴史を発掘し、かつその文化を後世に語り継ぐための蔵として大きな役割を担っている。一口に焼酎といってもまだ知られていない焼酎の歴史や文化がたくさんある。歴史をひも解く作業は簡単なものではなく、またその伝承、実践はさらに難しい。しかしそれを実践する薩摩金山蔵の取り組みは将来の我々に非常に大きな財産となることは間違いない。こうした取り組みが新しい文化を産み出す可能性も秘めているからだ。薩摩金山蔵が目指している日本の国酒としての焼酎は、そう遠くない日にこの薩摩金山蔵から産まれてくるのではないだろうか。
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薩摩金山蔵株式会社
住所:鹿児島県いちき串木野市下名13665
TEL:0996-21-2110
FAX:0996-21-2511
URL:
http://www.hamadasyuzou.co.jp/