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「薩摩見聞記」は明治20年頃の鹿児島の風俗を詳しく記録している資料で、当時のダイヤメや「飲ん方」の様子等が克明に記されています。
「凡そ薩摩程多く酒を飲む国はなし。彼地にて家々毎夜「おだいやめ」と称へ晩酌を為す。家族も皆主人の相手として一、二盃を傾く。随て、婦人、小児にても相応に飲むもの多し。」
焼酎がお父さんだけのものでなく、家族団欒の良い潤滑剤になっていたことが窺えます。
「或地方にては食物を強ゆるを馳走とするが如く、薩摩にては焼酎を強ゆるを馳走とせり。客人下戸にて百方之を辞退するも決して許さず。辺鄙の処程此風盛んにして、辞すれば左右より手を取り盃を口に当てて、之を強ゆ。是れ極めて客を款待する意なり。故に客飲まざれば主人楽まず、客大酔すれば一家内大悦びなり。若し途中にて倒れ或は人に扶けられて帰る等の事は、主人の最も満足する所なり。斯かる風俗なるに喧嘩口論等の甚だ稀なるは妙というべし。」
昔の鹿児島では客を接待する時には焼酎を飲み、飲めない人にも焼酎を強いる風習があり、客に十分焼酎を堪能させるのが主人の喜びだった様子が窺えます。現代の常識からすればちょっと行き過ぎとも思える接待振りではありますが、当時のおおらかな生活と、家族だけでなく近所の人々との交流のアイテムとして焼酎が使われていたことがよく分かります。また時々、飲み過ぎて酔った挙句、人に絡んだり、ブツブツ独り言を言って管を巻く人がいますが、鹿児島ではこれを「山芋を掘る」と言って嫌います。実際に山芋を掘る時は山芋が土に深く埋まっているので、どうやって掘り出そうかと考えてブツブツ言うところからこのように呼びます。筆者は、このような喧嘩や口論がない飲み方にも驚いています。
「凡て自分より盃を人に指すは大なる無礼として、決して之を為す者なし。必ず我より盃を請ふなり。盃を受け取るには甚だ六ツかしき規則あり。自ら手を出して之を取は礼法に非ず。客より之を我手の平に移すを待つなり。然るに盃を指す人も之を先方の手の平に移すは無礼とするが故に、之を遣はさずして無理に取り玉へと勧むれども、先方も亦敢て取らずして頼りに「たもんし」と云ふ。此談判容易に決着せず。其故は盃を人の掌中に移すこと及び人より指されたる盃を指先にて取るは、下賤に対する礼法と定めたるに由れり。去れども何時までも斯くし居りては限りなき事故、遂には一方より先づ無礼を謝し盃を取ることなり。之を取るにも礼儀堅き人は片手にて取らずして、左右の手を出し両方の人差し指及び中指にて盃を挟みて受け、又は右の手先を先方の手先の下に入れ人差し指と小指とを下より起こして盃を挟み、徐かに之を己れの手の平に落とし移すなり。既に斯くして盃を受くれば両手にて高く額上に捧げ、恭しく拝して後酒を受く。婦人又は下賤の者に至りては到底盃を受ることなく、遂には手の背を席に付けて落し玉へとて動かさざる故、余儀なく我より盃を其掌中に移すなり。是等の点に至りては誠に鄭重の事多し。」
焼酎を酌み交わす様子が記されていますが、酌み交わす者同士、なかなかお互いの杯を受け取らない様子がよく分かります。また、杯を受け取る時に必ず相手の手の下で受け取るなど、礼儀正しく飲んでいたことが窺えます。