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健康志向が高まるにつれて一般消費者が食品に求めているものはより自然に近いもの。食への安全性が問われる中、消費者の価値観は「量から質」へと変化してきている。 こうした背景をもとに、安心・安全を追求し、生産・製造・流通・消費者みんなが喜べる商品を目標に新しい商品開発にとりかかった。出来上がった商品が有機特上丹田、有機丹田、有機白天宝である。これらの焼酎は、有機農法によるさつま芋と米で作った焼酎。 安心・安全を追求した結果が有機農法だった。有機農法は労力やコストといった様々な問題があったが、「流通業として責任をもって安心できる商品を提供したい」という強い思いとともに様々な意見を交換し全員で問題を解決しながら開発に取り組んでいった。
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その昔、さつま芋は土壌消毒剤や化学肥料、除草剤といった農薬を使うことなく栽培されてきた。 土壌消毒剤や化学肥料、除草剤といった薬品を使うことで壊滅的な病気を押さえることはできるようになったが、その反面、近年は農地が痩せ、収量も減少傾向にある。「最近はさつま芋自信も昔のような旨味がなくなったようだ」と開発担当者は言う。様々な影響を懸念し、使用を禁止される農薬もある程である。 生産者である契約農家の大隣氏とともに始めた環境に優しい有機肥料のみによる栽培。もちろん土壌消毒剤や化学肥料、除草剤といった農薬は使わない。「本来のあり方」を考えて取り組んだ有機農法である。
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開発側から農作業未経験者など年間のべ80人が除草作業や収穫作業に参加し生産者とともに汗を流した。幾度となく行われた除草作業。収穫の時に思い出されるのはやはりこの除草作業の大変さだったが、予想以上の見事な出来と収量に喜びは隠せない。 除草剤を使うことで作業の軽減はできる。しかし、有機農法を通じて、農家の方と一緒になって汗を流すことにより苦労や収穫の喜びを共感できただけでなく、「虫がいて草が生えてくるのはごく自然なこと。こんな自然なことを改めて実感した。」という参加者の言葉のように、自然は様々なものの共生によって仕組みができていること、その自然と共生する生き方を考えさせられた貴重な体験ができたのも事実である。
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消費者に安心・安全な商品を提供するために、生産・製造・流通が一体となって取り組んだこだわりの焼酎。製造は濱田酒造株式会社。有機特上丹田においては薩洲濱田屋伝兵衛の杜氏西村氏による手造り。 出来上がった焼酎は東京ビッグサイトで行われた、食料品の見本市として全国からおよそ280社が参加する「スーパーマーケットトレードショー」の「こだわりの商品コーナー」で披露された。多くの方が試飲会に参加し注目を浴び、参加者からも「消費者を含め食品業界の最大の関心事は安全、これこそ待ちに待った商品です」など高い評価を得られることができた。 農家の方と一緒に汗を流す喜び、メーカーと開発していく喜びを感じるとともに、消費者につなぐ流通の役目として商品の完成度に想像以上の手応えを感じている。 安心・安全を追求したこだわりの原料で造った焼酎。自ら生産と製造に携わり、協力し合うことによって誇りもって提供できる商品がここに誕生した。
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