
ビールや日本酒のような発酵酒を飲んだ翌日、下痢で悩まされたことはありませんか?

これは、発酵酒にアミノ酸や有機酸などの様々な成分が含まれているためで、胃腸が弱い人はどうしても下痢になりがちです。

また、お酒を大量に飲んだ時には、水分やナトリウム、クロムなどの電解質が腸から吸収されにくくなり、これがアルコールによる糖や脂肪の分解・吸収の低下と相まって下痢を起こしやすくなるのです。

また、同じ原料のサツマイモと米を使用しても酒造会社によって味に差が出るのは、ろ過の方法やろ紙の種類によって高級脂肪酸エチル類の取り除かれる量が変わってくるためで、その調整具合が各社のノウハウとなっています。高級脂肪酸エチル類が多く含まれる焼酎の方が味のあるものになりますが、多ければ良いというものでもありません。高級脂肪酸エチル類は油の一種であるため酸化を起こし、焼酎造りにおいては厄介な代物でもあります。この酸化現象は、高温、日光(紫外線)、空気(酸素)などの影響が強く、焼酎の瓶の色が茶色や緑色など色付きのものが多いのはそのためです。また、暖かい季節に出荷した焼酎が冬に白く濁ってしまうことがあります。これも高級脂肪酸エチル類の仕業で、高い温度下では焼酎に溶け込む量が多かったのが、低くなると溶け込みにくくなり、白色の物質に変化するためです。こんなことが無いよう、各酒造会社は焼酎の品質や季節に合わせて高級脂肪酸エチル類の量を良い具合に調整しているのです。本格焼酎を造るのって、けっこう大変なんですね。
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