
黒麹仕込みのクローズアップと辛口から甘口への「嗜好の変化」
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焼酎の甘口と言っても日本酒を飲んでこられた方にとっては「これのどこが甘いの?」と感じられる事が多いと思います。地元での甘口への嗜好の変化で伸びてきた銘柄が「黒伊佐錦」「島美人」。
この二つの銘柄が先行して地元の市場の流れを変え始めました。特に「黒伊佐錦」によって黒麹仕込みが大きくクローズアップされることになりました。
今では当り前の「黒」ですがこの商品が目立ち始めた頃でも黒麹仕込みを前面に打ち出した商品はほとんど無く、当時のメーカーさんはほとんどが黒麹仕込みではなくて、それまでの商品の酒質を甘くする対策がとられていました。

前出(前編)の大隅半島、特に鹿屋市では辛口の「さつま大海」に甘口の「小鹿」が挑んだ形になっていましたが、数年前の年末の需要期に並んだ後は、逆転が加速し今ではシェアが逆の体制に入れ替わっています。
嗜好の変化がこんなにも激しいものかと疑問に感じる部分もあります。長いこと焼酎を飲み続けてきた私と大酒豪にとっては「こんなに甘かった?」。甘すぎて量が飲めない、ただ飲みたいだけの2人。
メーカーさんとしては当然万人受けする飲み易さを追求し続けているわけで、これが現在の嗜好にあった味と認識するしかない。つまり我々2人はやや遅れ気味なのかも。

世間から遅れ始めた(?)2人ですが、焼酎に関する昔のネタ、ローカルなネタ、銘柄の独断コメント等を案内していきたいと思ってますので、よろしくお願いします。

今回紹介された焼酎
【島美人】 五つの蔵元が伝承の技で醸し出した焼酎を巧みにブレンド。
【黒伊佐錦】 黒麹仕込みの先駆け。華やかな香りとコクのある飲み口が特徴。
【小鹿】 鹿児島独特の甘くて、味の濃い料理によく合う焼酎です。
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